お金の勉強。【株】株主は社長よりえらい?!
こんにちは、castellaです。
今回は株式投資について勉強したいと思います。株の基本は押さえておきたいところ。
目次
株式投資の基本
株式投資とは
企業の株を持つこと。企業のオーナーになること。
企業に期待して出資することで、利益の一部を享受できる仕組み。
株式会社は、資金を集める手段、またビジネスリスクを分散する手段として投資家である株主から資金を募り、分け前として利益を配分する。
個人でも株式を持つと株主になることができ、大事な資金元の出資者として株主総会に出席できる。
そこで経営陣らによる売上実績や戦略の説明を直接受けられ、株主として意見や質問をすることができる。
→ 株主になれば企業のトップに直接物申すことができる!!
そして社長も株主からの質問には答えなければならない。
日本で最初の株式会社
1873年(明治6年)創業の第一国立銀行(今のみずほ銀行)が日本初の株式会社となる。
最初に設立された銀行というだけでなく、最初の株式会社だったんですね。
(初の銀行、そして銀行が預金の始まりであることは下記で勉強しました。)
https://castella-ya.hatenablog.com/entry/2020/02/18/121419
この方、2024年に一新される紙幣の中で1万円札に載る人物!!
渋沢栄一は、”日本資本主義の父”や”近代日本経済の父”とも呼ばれ、当時株式会社の普及に携わり500社以上もの設立に関わったそう。(東京ガス、キリンビール、一橋大学等多岐にわたる)
新一万円札の裏側
上の写真を見ると、新一万円札の裏側には東京駅の駅舎が載っていますね。
深谷駅の写真がこちら
そして東京駅がこちら
めちゃ似てるf(^∀^;)
深谷駅は東京駅をモチーフに作られたそうです。
でも、ただマネしただけのミーハーということではなく、なんと東京駅舎には深谷のレンガが使われているそうです。(深谷はレンガが有名!)
うんちくとして知っておくと良さそうですね。
日本で最初の証券取引所
1878年(明治11年)に「東京証券取引所」が設立されたのが始まり。
そして同じく渋沢栄一により設立されたとのこと。証券取引所はヨーロッパで先に作られ、ヨーロッパへ渡航した渋沢栄一かイギリスやフランスに習い日本で広めようとしたのがきっかけ。
東京証券取引所を設立した目的は、
①公債の安定した売買
②株式会社を普及させること
こうして渋沢栄一を筆頭に株式会社が次々と設立されていき、”企業ブーム”となった。
当時の企業としては鉄道会社が多く、日本の経済が成長の真っ只中だったということが読み取れる。
→ 新興国地域への投資において、鉄道や公共事業が増加している国は経済成長の見込める国!!投資先としてアツイ。
株式配当
株主になると配当請求権を得ることができる。
配当とは、企業の収益の一部を企業側が投資家に支払うことで、そのお金を配当金という。
全ての会社が配当を行なっているわけではないが、大企業への投資であれば大抵配当金をもらえる。
ベンチャーとか中小企業だと、収益を全面的に投資してまずは会社の拡大を試みる。
配当の種類
- 普通配当 : 1~2回/年 期末配当、中間配当
- 四半期配当 : 4回/年
- 特別配当 : 儲かってるときなど → 株価あがりやすい
- 記念配当 : 上場〇〇年、創立〇〇年など → 株価あがりやすい
配当目的で投資する投資家も多くいるので、基本的に配当支払いの前は株が買われる傾向となり、株価が上昇することが多い。
業績によっては配当を増やしたり(増配)、減らしたり(減配)、無くしたり(無配)することもある。
株主としての権利を得るためには
配当支払いの前にはその株は人気になるとありましたが、配当をもらうには権利の取得が必要。
基本的には株を購入することで、株主として株主名簿に明記され、配当の権利は得られる。
権利を得るまでの覚えておくべき大事な日となるのが下記の3つ。
- 権利確定日 : 株主確定日(権利取得日) → 株主名簿に記載される
- 権利付き最終売買日 : 権利確定日の2営業日前 → この日に株を持っていれば株主として認められる
- 権利落ち日 : 権利付き最終売買日の翌日 → この日に売っても問題ない
※土日祝は含まない
少しややこしいですが、権利付き最終売買日までに株を保有しておくことが、配当をもらう絶対条件ということです。
権利確定日は会社によって異なる(決算日による)が、大体は4月から年度始まりなので3月末、9月末のケースが多い。
《2020年3月の例》
3/27(金) 権利付き最終売買日
3/28(土) ー
3/29(日) ー
3/30(月) 権利落ち日
3/31(火) 権利確定日
実は極端な話、3/27に株を買って、3/30に売っても問題はなく、3/31には権利を獲得し配当ももらえてしまうということになる。
皆同じことを考えれば、実際権利落ち日に株を売る人が増え株価が下がるので、ここで儲けようとする人もいるでしょう。
もうすぐ3月末なので、多くの会社の権利確定日が近づいてますね。配当狙いの投資家たちが株を購入し始めてる頃かも?!
・・・と言いつつ、今年はそれどころではないですね。コロナで大荒れ。
以上、株式投資の基本についてのお勉強でした。