お金の勉強。【株】会社の収益性をはかる指標
こんにちは、castellaです。
ここのところ財務指標について勉強をしていますが、今日は収益性をはかる指標について勉強したいと思います。
目次
会社の収益性をはかるには
会社の安全性と成長性は別物
前回会社の安全性をはかる指標の一つとして自己資本比率について勉強しました。
自己資本比率50%以上で安全という点にも触れましたが、安全だからといって必ずしも成長が期待できるわけではない。
携帯メーカー3社を見てみると、
自己資本比率(2019年)
ドコモ 73% / KDDI 57% / ソフトバンク 22%
売上高前年比伸長率(2020年)
ドコモ ▲4% / KDDI +2% / ソフトバンク +29%
自己資本比率が高いほど成長性は低くなっている。
安全性の高い会社ほど保守性が高いとも読み取ることができる。
収益性をはかる指標
会社が成長するには収益を上げることが必須。
ROE (自己資本利益率)
ROE (Return On Equity) : 自己資本利益率
特にアメリカで重視され、日本でも最近株主地位が高まりつつあり注目される指標。
1株価値の成長スピードともいわれる。
目安として12〜15%以上で優良といわれる。2018年の上場会社平均値は9.8%。
アメリカでは投資家から非常に重視される指標のため、会社もROEをいかに上げるかに注力することが多くみられる。
ROEを上げるには利益を上げるか自己資本を下げる必要がある。
アメリカではリストラ、増配、自社株買いなどをすることでROEを操作するケースもよくある。
利益がしっかりと上がることでROEが上がっているのか、質を見ることが大事☝︎
ROA (総資産利益率)
ROA (Return On Assets) : 総資産利益率
ROA = 純利益 ÷ 総資産 × 100 (%)
ROEと異なり分母が負債も含めた全財産となる。目安として7〜10%以上で優良とされる。
上場会社平均値は3%。
各指標の関係性
上記の指標はそれぞれ関連していて、まとめると下記の公式となる。
ROE(純利益/自己資本) × (自己資本/ 総資産) でROAを導ける。
ちゃんと収益をあげられているか?利益があっても、自己資本、総資産に対しどの程度稼げているのか?継続して増加しているか?
こういった点にも注意してみると良さそうですね。
以上、会社の収益性をはかる指標についてのお勉強でした。
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