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お金の勉強。【投資信託】リスク・リターンをはかる指標

こんにちは、castellaです。

 

前回投信の4つの選定ポイントについて学びました。今回は4つ目のリスクとリターンについて、もう少し深掘りしたいくつかの指標について勉強したいと思います。

 

castella-ya.hatenablog.com

  

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目次

 

投信のリスク・リターンの指標

リスクとリターンについて分配金の考え方以外にもいろいろな指標があるので、今回は投信の分析における難しそうな指標を読む方法を学びます。

 

リスク・リターン分析

投資においてリスクとリターンのバランスを考えるのは大事な作業。

下記のリスクとリターンをはかる指標について確認しておきたい。

 

標準偏差(σ - シグマ)

投資におけるリスクをはかる指標。

投資におけるリスクの大きさは、値動きの幅価格のブレではかることができる。

この価格のバラツキを表す指標が標準偏差

 

読み方は下記の通り。

 

《例》標準偏差(σ) = 10 の場合

68%の確率で±10%に収まる。(1倍値)

95%の確率で±20%に収まる。(2倍値)

99%の確率で±30%に収まる。(3倍値)

標準偏差の数値によって、赤い部分が変わる。(σ = 5なら±5%→±10%→±15%)

 

Point☝︎

標準偏差は小さい方が価格変動が少なくリスクが低い。

 

標準偏差の小さい(値動きが小さい)ものの方が安全でありリスクは小さい。

標準偏差が大きい(値動きが大きい)ものの方がリスクは大きい。中長期的に考えるのであれば、つみたて投資でドルコスト平均法を利用するのが良い。

 

標準偏差は同じカテゴリの商品と比較して見る。SBI証券でデータを閲覧できる。

 

《例》ニッセイ日経225インデックスファンド

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↑カテゴリ平均よりも標準偏差がほんの少しだけ高い。少しだけリスク(ブレ)が大きいことを意味するがほぼ同等。

 

標準偏差の原理を突き詰めると難しそうですが、多くの事象は普遍的にデータがばらつき正規分布することから、統計的に証明された数値。

 

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参考記事
alliancellp.net

 

シャープレシオ

投資のリスクに対するリターンの大きさを示した指標。すなわち投資の効率性を表す。

 

数式にすると、

シャープレシオ = リターン / リスク(標準偏差)

※リターンとは通常、"平均リターン - リスクフリーレート(国債金利)"を表すが、日本において国債金利はほぼ0%なので考慮しない。

 

リスクよりリターンの方が大きいに越したことはないことので、

シャープレシオ > 1で優秀とみなすことができる。

 

Point☝︎

シャープレシオは高い方が(>1.0)高いリターンをねらえる。

※<1.0だからといって悪いわけではない。

 

シャープレシオも同じカテゴリの商品と比較して見る。SBI証券でデータを閲覧できる。

 

《例》ニッセイ日経225インデックスファンド

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↑カテゴリ平均よりシャープレシオが高いので、ほんの少し多くリターンを期待できる。(マイナスの場合もほんの少し多い。)

 

β (ベータ)値

ベンチマークとの連動具合をはかる指標。投資における市場感応度を表す。(インデックスファンド向け)

ベンチマークとは、運用目標とする指標のことで、TOPIXとか日経225など。

 

β値はインデックス型の投信を検討するときに役立つ。

 

β = 1.0なら、ベンチマークと全く同じ動きをする。

β = 2.0なら、ベンチマークの2倍の動きをする。

β = -1.0なら、ベンチマークと全く逆の動きをする。

 

β値の特徴

  • 景気に左右される業界はβ値高め
  • 業界上位はβ値低め、下位はβ値高め
  • 株価の低い銘柄の方がβ値高め

 

Point☝︎

インデックス投資ならβ値は1.0に近いものの方が無難。

 

《例》ニッセイ日経225インデックスファンド

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↑日経225とほぼ連動していることがわかる。

 

インデックス投資ならここまででカバー。図の下3つの指標はアクティブファンド向けの指標。

 

α(アルファ)値

ベンチマークとの乖離度を表す指標。

ファンドのリターンからβ値を差し引いたもの。

ベンチマークに対しどれくらい上回ったかを表すため、アクティブファンドに投資する際に参考にする。

 

α値が高い方がリターンが大きい。

ベンチマークに対しアウトパフォーム

 

ラッキングエラー(TE)

これもベンチマークとの乖離度を表す指標。

アクティブリスクとも呼ばれる。

ファンドとベンチマークのリターンの差。

 

インデックスならTEは小さい方が良い。 → 安定志向

アクティブならTEは大きい方が良い。 → リターン重視

 

インフォメーションレシオ(IR)

アクティブファンドの効率性をはかる指標。

アクティブリターン ÷ トラッキングエラー(アクティブリスク)で、0.5<で効率的。

 

リターン/リスクということでシャープレシオと似ているが、アクティブリターンはベンチマークに対する超過収益のことで、アクティブファンドの評価に使う指標となる。

 

まとめ

リスクとリターンの分析を行うには、、、

標準偏差(σ)で価格のブレをみる。

シャープレシオで投資効率をはかる。(リターン/リスク)

・β値が1.0に近いかどうかみる。(インデックス投資)

 

以上、リスクとリターンを分析する指標についてのお勉強でした。

 

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