お金の勉強。【株】会社の健全性・安全性をはかる指標
こんにちは、castellaです。
ようやく緊急事態宣言がでましたね。
安倍さんの演説の説得力の無さにはなんだか悲しくなるほどです。
何であんなにも心に響かないんだろう?表情?抑揚?あの独特なテンポ?
小池さんの方がよっぽど説得力を感じました。
というか国会こそ3蜜だし不毛な議論こそオンラインでできるのでは?と思ってしまう。。
さて、今日は会社の健全性・安全性をはかる指標について勉強したいと思います。
目次
会社の健全性・安全性をはかるには
投資する前に会社が倒産しないか、健全に運営されているかどうか事前に調べておくことは重要です。
財務指標を知る前のおさらい
会社の健全性・安全性を知るためには財務状況を分析することが必須となります。
以前財務三表についての見方を勉強しました。
BSの右側には何があったか覚えているでしょうか?
答えは負債と純資産です。
そして、純資産は自己資本とも呼ぶということを学びました。
ここでもう少し深掘りしたいのが、純資産≒自己資本なんだけども厳密には少し異なるということ。
広い意味では純資産と自己資本は同じ意味だけれど、とても細かく言うと純資産は自己資本の一部。
自己資本は自分だけの資本ということで、他人が少しでも関わるものは厳密には含まない。
新株予約権とは、新しく他人が買える株の権利
少数株主持分とは、親会社以外が保有する資本
この後の財務指標にも関連するので、純資産と自己資本が厳密には異なるということを覚えて頂ければと思います。
もっと詳しく知りたい方は、下記で丁寧に解説がされていました。
健全性・安全性をはかる指標
自己資本比率
文字通り、自己資本の割合を表す。
高い方が安全で、安全域の目安は50%以上。
低ければ低いほど借金が多い。
自己資本比率とは?その意味と目安について | 社長が見るブログ
ただし銀行などの金融業界には当てはまらず、貸付業が主となるため10%以下の会社も多い。
D/Eレシオ
Debit Equity Ratio (負債資本倍率)
D/Eレシオ = 有利子負債 ÷ 自己資本 (倍)
負債を返済するための余力をはかることができる。
ネットD/Eレシオ
ネットD/Eレシオ = (有利子負債 - 現預金) ÷ 自己資本 (倍)
有利子負債から預金を差し引いた分の負債を返済するための余力を表す。
D/E < 1 だと自己資本より負債の方が小さく安全性高い。0.5以下だとかなり安全といえる。
D/E > 1 だと自己資本より負債の方が大きく安全性低い。2を超えるとかなりヤバイ。
ちなみに債務超過が1年以上続くと上場は廃止されてしまう。
流動比率
財務における"流動"とは、1年以内を意味する。
1年以内に返さなければならない負債に対する1年以内に現金化できる資産を表す。
150-200%で安全。
当座比率
"当座"とは、すぐに、即座にという意味。
すぐに現金化できる資産の1年以内に返さなければならない負債に対する割合を表す。
100%以上で安全。
固定比率
固定比率 = 固定資産 ÷ 自己資本 × 100 (%)
設備などの固定資産に投資した金額のうちどれだけ自己資本で賄っているかを表す。
100%以下で安全。
実例 : 2010年 JAL
実例として、JALの倒産直前の数字がこちら。
自己資本比率 8%
当座比率 47%
固定比率 904%
これらの指標はまだ安定していない駆け出しの企業でなく、比較的大きな企業を分析する際に役立ちます。
以上、会社の健全性・安全性をはかる指標についてのお勉強でした。